あなたの蔵書量はどれくらい?

 これから古本屋を始めようというあなた、本の在庫はお持ちでしょうか? 自分の蔵書を売る方もいれば、祖父や父親の蔵書がたまたま家にいっぱいあるから、 古本屋でもという方もいるでしょう。

 通販で売るにしても、店を開くにしても、最低一万冊はないと、見栄えはしませんし、お 客が選ぶだけの量にはなりません。 そんな人達が増えたことに驚きを隠せません。

 今でも、古本屋に行くと、若い人達がスマートフォンを片手にセドリをしている光景を目にします。最近では、古本屋にもいい本が入りにくくなっていますが、若者たちは、ネットで調べた価格を一冊ずつ確認しながら入れていくのです。そんな人達が増えたことに大変驚いています。

 百円均一の本の中から本を選び、その本を持ち帰って、ネットで売る。気の遠くなるような作業を彼らは行っています。なにせ、一冊一冊を確認しているのですから。

 あるネット販売の倉庫には、五万冊もの蔵書があり、それをコンピュータで管理しているといいます。それと比べてしまえば、古本屋でのセドリなどは実際には小遣い稼ぎにしかならないのです。月十万円を稼ぐのだって一苦労なのです。これではとてもじゃないけれども、生活できるレベルにはならないでしょう。

 また、すべての本が売り切れるわけではありません。半分以上は外れです。月に千冊を買って、古本屋に十万円を支払ったあなたの月の売り上げは、在庫の一割もないのです。

 在庫回転率も考えなければなりません。生鮮食品のように毎日売り切るものもありますが、古本に関して言えば、一年で在庫がすべて無くなるような回転率ではありません。

 二年も三年もかかるときもあるのです。それらの状況を常に頭の片隅に置いて、仕入れの金額等も予算に入れて在庫倒れしないようにしなければならないでしょう。

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