古本の価格

古本業界の価格の相場は古本市場で取引される価格です。その時その時に変動が多少ありますがお互いにプロ同士なので信用性は高いといえます。この場合、一度の取り引きが直ちに相場になるわけではありません。相場を高くすることを目的に業界の人間関係を把握したり、それまでの取り引きの経過に注意を払ったりする必要があります。  すでに何度か出品されたことがあり、誰が売り手であっても一定の価格帯に収まっているものについては、市場ではいくらぐらいになるという共通認識が形成されています。 古書市場の取り引きは非公開です。記録も一部の大市を除いて残していないのが現状です。よって情報のない業者は落札価格がわかりません。噂や個人的な情報網でめぼしいものの価格は知られる ため、一般の人はおろか、組合非加盟の業者や、組合加盟の古書業者であってもその日の市に参加しなければなりません。

また、東京の市場の取扱高は、全市会をトータルしても年間数十億円程度です。多くの本が東京 に集まっていることを考慮すれば、全国の市場を合わせても、せいぜいその数倍程度でしょう。こ 取扱高が少ないということは、同じ品がいつも出ているわけではないことを表しています。実際に出品されなければ買うことはできません。出品されたときにはじめて、古書市場で相場が形成される本は、実は出版物のなかのごく一部です。

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